速度が満足に出ない光回線でも、IPv6接続とv6プラスを使えば、十分な速度が出るという。ただ、この方式ではサーバー公開ができない。そのため導入を見送っていたが、PPPoEと同時に使用できるとわかり、導入に踏み切った。幸い、契約しているビッグローブ光は追加料金無しで利用できる。対応しているルーターを準備して、申込みを済ませるだけでいい。
ひかり電話ルーターはないので、市販のルーターを使う。プロバイダのページに書かれているv6プラス対応のルーターはBuffaloとIO DATAの機種。他にはASUSやヤマハのルーターが対応しているらしい。ASUS製は色々出来るが、安定性は疑問。IO DATAは安いものの、最近出たばかりで落ち着いていない。ヤマハは高いので除外。値段が手頃で対応機種の多いBuffaloにした。
BuffaloでもWXRで始まる機種だけが対応している。サポートの長い現行機を選ぶ。WXR-2533DHP2、WXR-1900SHP3、WXR-1750DHP2の3機種。無線の性能は重視しないのでWXR-1750DHP2でいいが、価格差があまりないのでデュアルコアのWXR-1900DHP3を購入した。
開通の案内にあるお客様IDが必要になる。v6プラスを申し込みたいところだが、申し込む必要があるのは「フレッツ光 IPv6接続」。先にフレッツ光 IPv6接続を申し込む必要がある。IPv6接続の設定完了メールが来たら、v6プラスが使えるようになる。v6プラスを申し込む。特に連絡もなく使えるようになるしばらくので、先にルーターの設置を進める。v6プラスに申し込めるようになるが、申し込むとv6プラスが無効になるので注意が必要。
本体裏側をスイッチをAUTOからMANUALに切り替える。切り替えないと自分でv6プラスを選べない上に、ルーターの配下に繋ぐとアクセスポイントとして動作してしまう。新しいルーターは既存のネットワークに追加して使った。既設のルーターのIPv6ブリッジの設定を有効にしておく。VDSLモデム(またはONU)-ルーター(PPPoE)-ルーター(v6プラス)-PCの構成にした。PPPoEとv6プラスのルーターは逆でも問題ない。
設置したらルーターの管理画面をブラウザで開く。ログインしたら詳細設定を選ぶ。Internetの設定で「v6プラス接続を使用する」にチェックを入れ設定。IPv6の設定はIPパススルーは危険なのでNDプロキシを選択。無線やLANなどの設定をする。ポート変換は設定しない。
設定が完了してしばらくすると前面のLEDが全て点灯する。これで新しく設置したWXR-1900DHP3に繋いだ端末はv6プラスで通信できるようになった。ただ、現状では既存のPPPoEルーター配下のネットワークとの通信はできない。今回は同じセグメントに置くとうまくいかなかったので分けた状態で設定した。ここからサーバーを通じて相互に通信できるようにする。
参考
takaaki 7月 18th, 2017
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