Debianのパッケージでlibvirtdを導入している。libvirtグループに所属していれば一般ユーザーでもvirt-managerで仮想マシンの管理ができるが、virshでの操作が行えない。一般ユーザーにはデフォルトのホストが設定されていないからだ。
仮想マシンが稼働している環境でも一覧が表示されない。
$ virsh list Id Name State ----------------------------------------------------
接続先のURIが指定してみると表示される。
$ virsh -c qemu:///system list Id Name State ---------------------------------------------------- 1 www running
rootにはデフォルトの接続先が設定されている。これは/etc/libvirt/libvirt.confで設定できる。
$ cat /etc/libvirt/libvirt.conf | grep uri_default #uri_default = "qemu:///system"
これは一般ユーザーには適用されない。一般ユーザーは環境変数を設定する必要がある。
LIBVIRT_DEFAULT_URIにURIを設定すると接続先指定なしで接続できる。
$ export LIBVIRT_DEFAULT_URI="qemu:///system" $ virsh list Id Name State ---------------------------------------------------- 1 www running
.bashrcで常に適用されるようにする。
$ echo 'export LIBVIRT_DEFAULT_URI="qemu:///system"' >> ~/.bashrc
takaaki 4月 13th, 2014
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Debian 6.0(squeeze)にKVM環境をインストールする。管理ツールはaptでインストールできで操作が簡単なvirt-managerを使う。
$sudo aptitude install virt-manager qemu-kvm hal
halが入ってないとネットワークデバイスが取得できないので一緒にインストールする。
パッケージをインストールしたら、libvirtグループに管理するユーザーを登録する。
$sudo adduser <ユーザー名> libvirt
設定が勝手に変わらないようにNetwork Managerを削除
$sudo aptitude remove network-manager
ブリッジにするデバイスの構成をmanualして、ブリッジに設定を記述する。
auto eth0 iface eth0 inet manual auto br0 iface br0 inet static address 192.168.0.10 network 192.168.0.0 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.0.255 gateway 192.168.0.1 bridge_ports eth0 #ブリッジにするデバイス bridge_stp off #STPをOff
KVMとブリッジを有効にするために再起動する。
$sudo reboot
メニューバーから「アプリケーション」→「システムツール」→「仮想マシンマネージャ」。または、コマンドで起動する。
$virt-manager
ゲストはウィザードで簡単に作成できる。
takaaki 2月 18th, 2011
Posted In: ソフトウェア