DKMSはカーネルモジュールのソースパッケージを管理するシステム。これを使うとモジュールのビルド、インストールを自動化できる。これをPT2のDVB版ドライバに適用する。

DKMSのインストール

$ sudo aptitude install dkms

ソースのダウンロード・展開

$ wget http://www.linuxtv.org/hg/v4l-dvb/archive/tip.tar.gz
$ tar xvzf tip.tar.gz

ソースのディレクトリは"<パッケージ名>-<バージョン>"という名前にし、/usr/src/以下に配置する。展開された状態で"v4l-dvb-3724e93f7af5"となっているのでそのままコピーした。

/usr/src/以下にソースをコピー

$ sudo cp -r v4l-dvb-3724e93f7af5/ /usr/src/

DKMSにソースパッケージを追加するにはソースディレクトリ内に"dkms.conf"という設定ファイルを作成する必要がある。

dkms.confの作成

$ sudo vi /usr/src/v4l-dvb-3724e93f7af5/dkms.conf
#パッケージの名前
PACKAGE_NAME="v4l-dvb"
#パッケージのバージョン
PACKAGE_VERSION="3724e93f7af5"
#中間ファイルの削除コマンド
CLEAN="make clean"
#ビルドするコマンド
MAKE="make KVER=${kernelver}"
#モジュールが作成される場所(ソースディレクトリからの相対パス)
BUILT_MODULE_LOCATION[0]="v4l"
BUILT_MODULE_LOCATION[1]="v4l"
#作成されるモジュールの名前(拡張子.koは付けない)
BUILT_MODULE_NAME=[0]"dvb_core"
BUILT_MODULE_NAME=[1]"earth-pt1"
#元々のインストール先(/lib/modules/`uname -r`をルートとしたパス)
DEST_MODULE_LOCATION[0]="/kernel/drivers/media/dvb/dvb-core/"
DEST_MODULE_LOCATION[1]="/kernel/drivers/media/dvb/pt1/"
#自動更新の有効化
AUTOINSTALL="YES"

必要なモジュールはearth-pt1のみなのでearth-pt1とdvb-coreのみなので上記のようにした。他のモジュールも入れる場合BUILT_MODULE_LOCATION[2],BUILT_MODULE_NAME[2],DEST_MODULE_LOCATION[2]というようにインデックスを増やして指定する。同じインデックスで組になる。

AUTOINSTALL="YES"としておくとカーネルのアップデート時に自動的にインストールされる。(設定の有無だけを見ているので"NO"としても有効になる)

DEST_MODULE_LOCATIONは元々のモジュールを見つけるためだけに使われ、モジュールはupdates/dkms/以下にインストールされる。Ubuntu10.10以降など新しいディストリビューションでは使われるらしい。

ソースパッケージの追加

$ sudo dkms add -m v4l-dvb -v 3724e93f7af5

モジュールのビルド

$ sudo dkms build -m v4l-dvb -v 3724e93f7af5

モジュールのインストール

$ sudo dkms install -m v4l-dvb -v 3724e93f7af5

インストールされたモジュールの確認

$ sudo modprobe -l |grep earth-pt1.ko
updates/dkms/earth-pt1.ko

モジュールのアンインストール

$ sudo dkms uninstall -m v4l-dvb -v 3724e93f7af5

ソースパッケージの登録削除

$ sudo dkms remove -m v4l-dvb -v 3724e93f7af5 --all

自動インストールの動作を確認するには次のコマンドを使う。

$ sudo /usr/lib/dkms/dkms_autoinstaller start

追記:アンインストールの記述間違いを修正

2012/03/30追記: earth-pt1のモジュールが動作しなかったのでdvb-coreもdkms.confに追加。

2012/05/11追記: 上手く動かなかったのでdkms.confにBUILT_MODULE_LOCATION[1]を追加。(動作確認済み)

2月 4th, 2012

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簡易設置したBSのアンテナがずれてBSが受信できなくなっていたので再調整した。

DVB版ドライバで信号レベルを測定する方法が見当たらないので、chardev版ドライバをインストールして測定する。測定にはrecpt1付属のchecksignalを使う。

chardev版ドライバのインストール

ドライバの取得・展開

$ wget http://hg.honeyplanet.jp/pt1/archive/tip.tar.bz2
$ tar xvjf tip.tar.bz2

ドライバのインストール

$ cd pt1-3914cc1b2375/
$ cd driver/
$ make
$ sudo make install

ツールのビルド

recpt1をビルド

$ cd ../recpt1/
$ ./autogen.sh
$ ./configure
$ make

ドライバ付属のもので問題ない。常用しないのでインストールはしない。

ドライバの入れ替え

MythTVの停止

$ sudo /etc/init.d/mythtv-backend stop

fuse_b25のマウント解除

$ sudo umount /dev/dvb/adapter{10,11,12,13}

DVB版のドライバ無効化して、chardev版ドライバを有効化

$ sudo modprobe -r earth_pt1
$ sudo modprobe pt1_drv

信号レベルの確認

DVB版と違って0,1がBS/CS、2,3が地上波になっている。地上波は物理チャンネルを指定、BSは通常のチャンネル。BSは同じ方角なので、チャンネルが古くても問題ない。

使い方

$ ./checksignal --help

Usage:
./checksignal [--device devicefile] [--lnb voltage] [--bell] channel


Options:
--device devicefile: Specify devicefile to use
--lnb voltage:       Specify LNB voltage (0, 11, 15)
--bell:              Notify signal quality by bell
--help:              Show this help
--version:           Show version
--list:              Show channel list

Available Channels:
13-62: Terrestrial Channels
101ch: NHK BS1
102ch: NHK BS2
103ch: NHK BShi
141ch: BS Nittele
151ch: BS Asahi
161ch: BS-TBS
171ch: BS Japan
181ch: BS Fuji
191ch: WOWOW
192ch: WOWOW2
193ch: WOWOW3
200ch: Star Channel
211ch: BS11 Digital
222ch: TwellV
C13-C63: CATV Channels
CS2-CS24: CS Channels

地上波

$ ./checksignal --device /dev/pt1video2 

BS

$ ./checksignal --device /dev/pt1video0 --lnb 15 101

ドライバを元に戻す

モジュールの入れ替え

$ sudo modprobe -r pt1_drv 
$ sudo modprobe earth_pt1

chardev版ドライバの無効化

トラブル防止のためにchardev版ドライバを自動的にロードしないようにする

$ sudo sh -c 'echo "blacklist pt1_drv" >> /etc/modprobe.d/blacklist.conf'

もしくは、ドライバをアンインストールしてしまう

$ sudo rm /lib/modules/`uname -r`/kernel/drivers/video/pt1_drv.ko
$ sudo rm /etc/udev/rules.d/99-pt1.rules

後処理

fuse_b25の再マウント

$ sudo fuse_b25 --target /dev/dvb/adapter0 /dev/dvb/adapter10 -o allow_other
$ sudo fuse_b25 --target /dev/dvb/adapter1 /dev/dvb/adapter11 -o allow_other
$ sudo fuse_b25 --target /dev/dvb/adapter2 /dev/dvb/adapter12 -o allow_other
$ sudo fuse_b25 --target /dev/dvb/adapter3 /dev/dvb/adapter13 -o allow_other

MythTVの起動

$ sudo /etc/init.d/mythtv-backend start

追記:コマンドの間違いを修正

2月 2nd, 2012

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MythTVで録画したファイルをネットワークメディアプレイヤーやWindowsクライアントから再生する方法を紹介する。

MythTVのUPnPサーバーを有効にする

MythTVにはUPnP(DLNA)サーバー機能が備わっているというが、検出されないし、その設定項目もなかった。適切に設定されてない場所を修正するとあっさり有効になった。標準機能を使うのでwizdやmediatombと組み合わせるよりも手軽。

まず、mythtv-setupを起動する。

$ mythtv-setup

"1.一般"を選び、"ホストアドレスバックエンドの設定"で"Local Backend"と"Master Backend"の"IP Address"にマシンに振られているIPアドレスを指定する。両方に同じ物を指定しないと2つが別のマシンと認識してしまうので注意が必要。次に"UPnP Server Settings"の"UPnP Media Update Time"が0になっていないことを確認する。何も設定しなくてもデフォルトは30になっている。

設定を行ったら反映させる。一般ユーザーで設定しているのでバックエンドを再起動する。

$ sudo /etc/init.d/mythbackend restart

これでDLNAクライアントなどからMythTVが検出されるようになる。

タイトル、ジャンル、日付、チャンネル、グループのいずれかで分けて表示することもできる。サーバー側で並び順が変えられないのが惜しい所。下の画像はRDLNAを使った例。

image

(さらに…)

1月 20th, 2012

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新しいBSチャンネルをスキャンしようとlinux用 DVBアプリ集ver.0.92に入ってるs2scanを使ってみると新しいチャンネルが出てこず、WOWOWのチャンネル名が変わってる程度だった。なぜ出てこないか調べてみると既存のものとTSIDが全く違っている様子。既存のものより0x400、0x600多いTSIDが振られていることが分かった。

追記 21:13
linux用 DVBアプリ集ver.0.96が出て対応したので、下記の操作は不要。

そこで、0x200ずつTSIDを増やしてスキャンするようにソースを変更した。パッチは以下の通り。

--- s2scan.c.orig	2010-05-17 21:01:46.000000000 +0900
+++ s2scan.c	2011-10-01 19:26:01.228455734 +0900
@@ -34,6 +34,7 @@
 
 
 static int TS_IDX = 0;
+static int TS_IDEX = 0;
 static int CH_IDX = 0;
 static int CH_IDX_END = 0;
 static FILE *INFILE;
@@ -116,12 +117,16 @@
 	case BS:
 		if (TS_IDX > 7) {
 			TS_IDX = 0;
-			CH_IDX+=2;
+			TS_IDEX+=2;
+			if (TS_IDEX > 6 ) {
+				TS_IDEX = 0;
+				CH_IDX+=2;
+			}
 		}
 		if (CH_IDX > CH_IDX_END)
 			return -1;
 		freq = 11727480 + (CH_IDX - 1) * 38360 / 2 - 10678000;
-		ts_id = 0x4000 + (CH_IDX << 4) + TS_IDX;
+		ts_id = 0x4000 + (CH_IDX << 4) + TS_IDX + TS_IDEX * 0x100;
 		TS_IDX++;
 		break;
 	case TER:

ダウンロード

ソースをmake

$ make s2scan
cc     s2scan.c arib_b24_str.c   -o s2scan

作り直したs2scanでチャンネルスキャン

$ ./s2scan -p -b -a 0
trying freq:1049480 (tsid:4010)...locked..BS朝日1:DTV_DELIVERY_SYSTEM=9|DTV_FREQUENCY=1049480|DTV_ISDBS_TS_ID=0x4010:151
BS朝日2:DTV_DELIVERY_SYSTEM=9|DTV_FREQUENCY=1049480|DTV_ISDBS_TS_ID=0x4010:152
BS朝日3:DTV_DELIVERY_SYSTEM=9|DTV_FREQUENCY=1049480|DTV_ISDBS_TS_ID=0x4010:153
ok.
trying freq:1049480 (tsid:4011)...locked..BS−TBS:DTV_DELIVERY_SYSTEM=9|DTV_FREQUENCY=1049480|DTV_ISDBS_TS_ID=0x4011:161
BS−TBS:DTV_DELIVERY_SYSTEM=9|DTV_FREQUENCY=1049480|DTV_ISDBS_TS_ID=0x4011:162
BS−TBS:DTV_DELIVERY_SYSTEM=9|DTV_FREQUENCY=1049480|DTV_ISDBS_TS_ID=0x4011:163
ok.
trying freq:1049480 (tsid:4012)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4013)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4014)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4015)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4016)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4017)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4210)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4211)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4212)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4213)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4214)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4215)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4216)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4217)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4410)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4411)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4412)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4413)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4414)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4415)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4416)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4417)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4610)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4611)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4612)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4613)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4614)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4615)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4616)... no lock. skipped.
trying freq:1049480 (tsid:4617)... no lock. skipped.
trying freq:1087840 (tsid:4030)...locked..WOWOWプライム:DTV_DELIVERY_SYSTEM=9|DTV_FREQUENCY=1087840|DTV_ISDBS_TS_ID=0x4030:191
ok.

これでスキャンされるTSIDが増え、新しいチャンネルもスキャンされるようになった。

10月 1st, 2011

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家ではテレビにデジタルチューナーを導入しないと決まっていたので、PCで一応見れるようにとリモートでのリアルタイム視聴を視野に入れていた。http版recpt1を候補にしたが、MythTVでもfuse_b25で対応でき、MythTV Playerでリアルタイム視聴できるとわかったので、元々使っていたMythTVを引き続き使うことにした。視聴と予約録画が同じシステムにあるので、MythTVにはチューナーを効率的に活用できる利点がある。

MythTV+FUSE_b25とepgfillでパッチを当てずに常用できるが、BSが見られないなど色々と不具合があるのでパッチ当てたものを使う。ただし、依存関係やらが面倒なのでMythTVはDeb-Multimediaのものをベースにする。セットアップはPT1/PT2のDVBとMythTV @Wikiを参考にして行った。

パッチの準備

MythTVを修正するためのパッチを用意する。

2011.9.29 追記
ISDB対応パッチとカテゴリ日本語化パッチを分離。パッチの形式を変更して再作成。
2011.9.30 追記
サブタイトルの切り直しパッチを更新。("最終回"や"<新>"などの文字列に対応)
2011.11.17
サブタイトルの切り直しパッチを更新
2011.12.11
サブタイトルの切り直しパッチを更新
2011.4.21
サブタイトルの切り直しパッチを更新
2012.5.19
0.25が最新版になったことの対策と自動アップデート防止を追記

ISDB対応パッチ

番組表取得や全チャンネルのフルスキャンに対応したMythTVのISDB対応版がある。Debian-Multimediaのパッケージをベースにするため、これをそのまま使わずパッチとして利用する。

本家のソースとISDB版のソースを持ってきてパッチを作る。

$ sudo aptitude install git #gitが入っていない場合
$ w3m http://www.mythtv.org/download/mythtv/0.24.1 #本家
$ tar xjf mythtv-0.24.1.tar.bz2
$ git clone git://github.com/fukumen/mythtv.git mythtv #ISDB版
$ mv mythtv/mythtv/ isdb-mythtv
$ diff -urN mythtv-0.24.1 isdb-mythtv > mythtv-isdb.patch

ISDB対応パッチ

カテゴリ日本語化パッチ

ISDB版で取得される番組表はepgdumpとは違い、カテゴリが英語になっているので、日本語に修正する。英語でも問題ないように思えるが、カテゴリが日本語になっていないと番組表の色分けが正常に行われない。

カテゴリ日本語化パッチ

サブタイトルの切り直しパッチ

EITで取得した番組表のタイトルが番組名での録画予約に適さないのでサブタイトルを切り直すようにするパッチ。先頭の識別子と後半部分を切り出してサブタイトルの先頭につける。このパッチの正規表現では後半部分の切り出しが少し過剰になるかもしれない。

サブタイトル切り直しパッチ

サブタイトル切り直しパッチ(2011.11.17版)

サブタイトル切り直しパッチ(2011.12.11版)

サブタイトル切り直しパッチ(2012.4.21版)

BS対応パッチ

ISDB版でもBSには対応していないので無理やり対応させる。このレスを参考にデータベースにアクセスする際にTransportIDも一緒に取ってくる処理とDisEqCの無効化してBSをチューニングする処理を追加した。TSIDをつけてチューニングする処理を追加するだけでチャンネルスキャンで設定することはできない。そのため、データベースを直接操作する必要がある。チャンネル登録用スクリプトを用意したので記事の下の方を参照。

BS対応パッチ

新BS対応パッチ

チューニングバグ修正パッチ

録画に失敗しても再試行しないバグがある。それに対応するパッチがwikiのトラブルシューティングにあるので持ってくる。これを当ててからfuse_b25に異常がない限り録画に失敗することはなくなった。

チューニングパッチ

FFmpegのAAC音声切り替え対応パッチ

MythTVに内蔵しているffmpegをAACの音声切り替えに対応させるパッチ。これもwikiからもらってくる。視聴にMythTV Playerを使っていて音声切り替えでエラーが出るので効果は不明。

2011.11.16追記

Debian-Multimediaのmythtv(0.24.1+fixes20111029以降)にはこのパッチを当てられない。

ffmpegパッチ

(さらに…)

9月 10th, 2011

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先月、アナログ停波に備え、余ったPT2を譲ってもらって録画環境をデジタル化した。地上波だけでは高い買い物に感じたのでBSにも対応させた。ようやく使えるようになってきたのでまとめる。今回はMythTV以外の部分。

用意した機材

  • アースソフト PT2 Rev.A
  • NTT-ME SCR3310-NTTCom
  • B-CASカード
  • YAGI UwPA-UP
  • 富士通のBSアンテナ(十数年前のもの)
  • HORIC アンテナ2分配器 HAT-2SP911NB
  • YAGI 2分配器 CSPDL2(以前買って余ってた)
  • ダイソーのアンテナケーブル1m 315円*5

B-CASカードは電話して再発行してもらった。BSが見られるか聞かれただけでメーカー、機種名は問われなかった。

家にアンテナが立っていないのでブースター付きの室内アンテナを新調。ケーブルが付属していないので2本必要になる。BSアンテナは十年以上使われてなかったものをガラクタで補修して簡単に設置した。アンテナケーブルは一番安く手に入るダイソーのものを購入。

信号レベルはWindowsマシンにカードを挿してSignalTalkerで測った。BSアンテナはBluetoothでSignalTalkerの音を飛ばして調整した。recpt1でも信号レベルは測れるらしいので、もしアンテナがずれたら試してみる。DVB版で測れるツールはないんだろうか。

DVB版ドライバの導入

まずドライバを導入する。chardev版ではなくDVB版を使う。DVB版はfuse_b25を使えば、アナログ環境で使っていたMythTVで使える。DVB版ドライバは新しいカーネルには標準で入っているが、squeezeのカーネルには入っていないのでインストールする。

PT2が認識しているか確認

$ lspci | grep Multimedia
 04:01.0 Multimedia controller: Xilinx Corporation Device 222a (rev 01)

上のように出たらPT2が認識しているのでドライバをインストールする。ドライバのソースはhttp://www.linuxtv.org/hg/v4l-dvbからダウンロードできる。

そのままではビルドできないので必要なパッケージをインストールしておく。

$ sudo aptitude install build-essential linux-header-2.6-amd64

パッケージをインストールしたらドライバをビルドしてインストールする。

$ cd /usr/local/src/ 
$ wget http://www.linuxtv.org/hg/v4l-dvb/archive/tip.tar.bz2 
$ tar xjf tip.tar.bz2 
$ cd v4l-dvb-3724e93f7af5/ 
$ make 
$ sudo make install 
$ sudo reboot

インストール後、ドライバモジュールを読み込ませるために再起動する。

ドライバの確認。

$ lsmod | grep pt1
earth_pt1              15748  105
dvb_core               75106  1 earth_pt1
i2c_core               15819  6 i915,drm_kms_helper,earth_pt1,drm,i2c_algo_bit,i2c_i801
$ dmesg | grep DVB
[    7.555975] DVB: registering new adapter (earth-pt1)
[    7.556224] DVB: registering new adapter (earth-pt1)
[    7.556414] DVB: registering new adapter (earth-pt1)
[    7.556632] DVB: registering new adapter (earth-pt1)
[    7.892565] DVB: registering adapter 0 frontend 0 (VA1J5JF8007/VA1J5JF8011 ISDB-S)...
[    7.892655] DVB: registering adapter 1 frontend 0 (VA1J5JF8007/VA1J5JF8011 ISDB-T)...
[    7.892688] DVB: registering adapter 2 frontend 0 (VA1J5JF8007/VA1J5JF8011 ISDB-S)...
[    7.892714] DVB: registering adapter 3 frontend 0 (VA1J5JF8007/VA1J5JF8011 ISDB-T)...
$ ls /dev/dvb/ 
adapter0 adapter1 adapter2 adapter3

ISDB-SとなっているのがBS/CS用、ISDB-Tとなっているのが地上波用になる。

(さらに…)

8月 19th, 2011

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テレビチューナーカードGV-MVP/RXはlennyではパッケージをインストールするだけで使えたが、squeezeでは使えなくなっている。squeezeでも使うには手を加える必要がある。

受信準備

ファームウェアとツールのパッケージをインストールする。

$sudo aptitude install firmware-ivtv ivtv-utils

再起動して、設定を反映させてから受信テストを行う。

受信テスト

ivtv-tuneで映るチャンネルに変更する。

$ivtv-tune -d /dev/video0 -t japan-bcast -c チャンネル番号

ファイルに書き出す。

$cat /dev/video0 > test.mpg

Ctrl+Cで停止させ、できたファイルを再生してみる。録画はできているが音声が入っていなかった。dmesgを確認すると次のようなものが表示されていた。

i2c i2c-1: Failed to register i2c client wm8739 at 0x1a (-16)

調べてみるとUbuntuでもカーネルが原因で同様の症状が出ていることが分かった。Ubuntuではカーネルを再構築すると正常に動作するので、Debianでも同じ対策を行う。 (さらに…)

5月 20th, 2011

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