アンテナを110度CS対応にしたので、試用期間の残っているB-CASカードを使って検証してみた。MythTVにはBS対応パッチを当ててある。
アンテナを変える前はBSのほとんどのチャンネルが受信できたが、周波数の高いDlifeなどは受信できなかった。しかし、新しいアンテナに交換してもDlifeとCSの受信状態が悪く、CSの信号レベルが低かった。別の部屋のテレビは正常に受信できていたので、古いケーブルを交換してみると改善した。
チャンネル登録スクリプトでチャンネルを登録して、視聴してみる。BSはすべてのチャンネルが正常に視聴することができた。しかし、チャンネルがCSに変わると極端に精度が落ちた。ほとんどが受信状態が悪いチャンネルで全く見れないチャンネルも多かった。正常に視聴できるチャンネルは一握り。
見れないチャンネルから特徴を探ってみるが、特定の周波数でもない。チューニング情報にも誤りはない。mythtvには原因がわかるログが見つからなかったが、syslogには大量のエラーが表示されていた。
failed to poll. errno:0. poll received an error on the fd for pid:0x0701
MythTVに原因がないか切り分けるためにtuneコマンドとcatで録画する。確認したところ、MythTVでの視聴と大差ない。TvtPlayで確認していて、そこでサービスがいくつもあるのに気がついた。BSはTSIDでチャンネルを分けているのに対して、CSはserviceidでチャンネルを分けている(一つのチャンネルにサービスがいくつもある)。
CS放送は一つの周波数にいくつもサービスが載っていてその数も多い。FUSE_b25はそのすべてをデコードしようとするので、処理し切れない可能性が出てくる。だとすると、FUSE_b25ではCSを見れないことになる。見れないのは自分の環境だけかもしれないが、見れないという情報がいくつかある。
FUSE_b25の仕組みからしてどうにもならない。MythTV+DVBでのCS録画はMythTVにb25デコード機能を付けない限り難しいだろう。無料放送だけを見るので個人的な影響は小さいだろうが。
takaaki 7月 18th, 2012
Posted In: ソフトウェア
タグ: DVB, fuse_b25, Linux, MythTV, PT2, TV, 録画