環境を構築し直したので、まとめてみる。今回はUbuntu 16.04 LTSを使った。気が向いたらDebian 9(Stretch)でやる予定。

チューナーのセットアップ

PT3、PX-S1UD V2.0、PX-BCUD、KTV-FSMINIの4つをセットアップした。PT3はDVBドライバを使う。

PT3/PT2/PT1

カーネルにドライバが組み込まれているので、特に設定しなくても認識される。偶数がBS/CS、奇数が地上波と交互になる。

$ ls /dev/dvb/
adapter0  adapter1  adapter2  adapter3

アンテナに電源供給が必要な場合、chardev版ドライバを導入した方がいい。今回は取り上げない。

PX-S1UD (V2.0)

何もしなくても認識されるが、ファームウェアを入れないと動作しない。

$ ls /dev/dvb/
adapter0  adapter1  adapter2  adapter3  adapter4

ファームウェアをダウンロードして、インストールする。モジュールをロードし直すと有効になる。

$ wget http://plex-net.co.jp/plex/px-s1ud/PX-S1UD_driver_Ver.1.0.1.zip
$ unzip PX-S1UD_driver_Ver.1.0.1.zip
$ sudo cp PX-S1UD_driver_Ver.1.0.1/x64/amd64/isdbt_rio.inp /lib/firmware/
$ sudo modprobe -r smsusb
$ sudo modprobe smsusb

adapterの番号を変更するには次のようにする。複数ある場合は「,」で区切る。認識できるadapterの数は8つまでなので、0~7の番号が指定できる(Linux 4.10以降は16個なので0~15)。

$ sudo modprobe -r smsdvb
$ sudo modprobe smsdvb adapter_nr=4

他のDVBデバイスと区別するため、起動時に番号を固定する。他にDVBデバイスがない場合は必要ない。

$ sudo sh -c 'echo "options smsdvb adapter_nr=4" > /etc/modprobe.d/smsdvb.conf'

PX-BCUD

LinuxカーネルにPX-BCUDのドライバが組み込まれるのは4.7以上で、標準のカーネル(4.4)ではドライバが組み込まれていない。HWEカーネルを導入する。

$ uname -r
4.4.0-83-generic
$ sudo apt install linux-generic-hwe-16.04
$ sudo reboot

$ uname -r
4.8.0-58-generic
$ ls /dev/dvb/
adapter0  adapter1  adapter2  adapter3  adapter4  adapter5

adapter番号の指定

$ sudo modprobe -r em28xx-dvb
$ sudo modprobe em28xx-dvb adapter_nr=5
$ sudo sh -c 'echo "options em28xx-dvb adapter_nr=5" > /etc/modprobe.d/em28xx_dvb.conf'

KTV-FSMINI(KTV-FSUSB2/V3)

KTV-FSMINIはドライバではなくコマンドを利用する。KTVWikiにあるrecfsusb2iをダウンロードして、ビルドする。

$ sudo apt install p7zip-full
$ 7z x recfsusb2i-20160220.7z -orecfsusb2i
$ cd recfsusb2i/src/
$ make
$ sudo install recfsusb2i /usr/local/bin/

dvb-toolsをインストール

DVBデバイスをチューニングするにはdvbv5-zapが必要になる。dvbv5-zapはdvb-toolsに含まれている。

$ sudo apt install dvb-tools

チューニングに必要な設定をダウンロード

$ sudo apt install git
$ cd /usr/local
$ sudo git clone https://github.com/Chinachu/dvbconf-for-isdb.git

ICカードリーダーをセットアップ

パッケージのインストール

$ sudo apt install pcscd libpcsclite1 libpcsclite-dev libccid pcsc-tools

動作確認

$ pcsc_scan | grep B-CAS
        Japanese Chijou Digital B-CAS Card (pay TV)
^C

現行のLinuxで使えるチューナー

最後に現在も販売されているチューナーを挙げておく。

Chinachuのセットアップ

実行ユーザーの作成

Chinachuの実行ユーザー作成(既存のユーザーにする場合は不要)

$ sudo adduser chinachu

Chinachuの実行ユーザーをsudoグループに所属させる

$ sudo adduser chinachu sudo

Chinachuの実行ユーザーに切り替え

$ sudo -i -u chinachu

Mirakurunのインストール

Node.jsをインストール

$ curl -sL https://deb.nodesource.com/setup_6.x | sudo -E bash -
$ sudo apt install -y nodejs
$ sudo npm -g i npm@latest # NPMを更新する

PM2とMirakurunをインストール

$ sudo npm install pm2 -g
$ sudo npm install mirakurun -g --unsafe --production

arib-b25-stream-testをインストール

$ sudo npm install arib-b25-stream-test -g --unsafe

Mirakurunの設定

$ sudo mirakurun config server

Mirakurunのチューナー設定

$ sudo mirakurun config tuners

設定ファイルやadapterの番号を間違えないように気を付けて編集する

Mirakurunのチャンネル設定

$ sudo mirakurun config channels

BS/CSのチャンネルだけ登録する

チャンネルスキャンで地上波のチャンネルを設定する

$ sudo mirakurun restart
$ curl -X PUT "http://localhost:40772/api/config/channels/scan"
$ sudo mirakurun restart

Chinachuのインストール

Chinachuのダウンロードとインストール

$ sudo apt install git
$ git clone git://github.com/kanreisa/Chinachu.git ~/chinachu
$ cd ~/chinachu/
u$ ./chinachu installer
Chinachu Installer Menu:
[!] These are installed under all /home/chinachu/chinachu/...
[!] Recommend the Auto installation.
1) Auto (full)          3) Node.js Environment  5) ffmpeg
2) submodule            4) Node.js Modules
what do you install? > 1

設定

$ cp config.sample.json config.json
$ vi config.json

実行ユーザーを指定する

"uid": "chinachu",

別のマシンからアクセスされるIPアドレスを指定する

"wuiOpenHost": "192.168.60.10",

空の予約ルールを作成

$ echo [] > rules.json

動作チェック

$ ./chinachu service wui execute
^C
$ ./chinachu update

サービスを登録

$ sudo pm2 start processes.json
$ sudo pm2 save

以上でインストールは完了。

ドライバはなるべく標準ドライバで対応して手間を省いた。チャンネル設定はBS/CSの設定が決まっていて、地上波はチャンネルスキャンできるので手間取らなかった。以前に比べて簡単になったものの、まだ手間がかかるように思う。

参考

7月 19th, 2017

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2 Comments

速度が満足に出ない光回線でも、IPv6接続とv6プラスを使えば、十分な速度が出るという。ただ、この方式ではサーバー公開ができない。そのため導入を見送っていたが、PPPoEと同時に使用できるとわかり、導入に踏み切った。幸い、契約しているビッグローブ光は追加料金無しで利用できる。対応しているルーターを準備して、申込みを済ませるだけでいい。

ルーターの選択

ひかり電話ルーターはないので、市販のルーターを使う。プロバイダのページに書かれているv6プラス対応のルーターはBuffaloとIO DATAの機種。他にはASUSやヤマハのルーターが対応しているらしい。ASUS製は色々出来るが、安定性は疑問。IO DATAは安いものの、最近出たばかりで落ち着いていない。ヤマハは高いので除外。値段が手頃で対応機種の多いBuffaloにした。

BuffaloでもWXRで始まる機種だけが対応している。サポートの長い現行機を選ぶ。WXR-2533DHP2、WXR-1900SHP3、WXR-1750DHP2の3機種。無線の性能は重視しないのでWXR-1750DHP2でいいが、価格差があまりないのでデュアルコアのWXR-1900DHP3を購入した。

v6プラスの申し込み

開通の案内にあるお客様IDが必要になる。v6プラスを申し込みたいところだが、申し込む必要があるのは「フレッツ光 IPv6接続」。先にフレッツ光 IPv6接続を申し込む必要がある。IPv6接続の設定完了メールが来たら、v6プラスが使えるようになる。v6プラスを申し込む。特に連絡もなく使えるようになるしばらくので、先にルーターの設置を進める。v6プラスに申し込めるようになるが、申し込むとv6プラスが無効になるので注意が必要。

ルーターのセットアップ

本体裏側をスイッチをAUTOからMANUALに切り替える。切り替えないと自分でv6プラスを選べない上に、ルーターの配下に繋ぐとアクセスポイントとして動作してしまう。新しいルーターは既存のネットワークに追加して使った。既設のルーターのIPv6ブリッジの設定を有効にしておく。VDSLモデム(またはONU)-ルーター(PPPoE)-ルーター(v6プラス)-PCの構成にした。PPPoEとv6プラスのルーターは逆でも問題ない。

設置したらルーターの管理画面をブラウザで開く。ログインしたら詳細設定を選ぶ。Internetの設定で「v6プラス接続を使用する」にチェックを入れ設定。IPv6の設定はIPパススルーは危険なのでNDプロキシを選択。無線やLANなどの設定をする。ポート変換は設定しない。

設定完了

設定が完了してしばらくすると前面のLEDが全て点灯する。これで新しく設置したWXR-1900DHP3に繋いだ端末はv6プラスで通信できるようになった。ただ、現状では既存のPPPoEルーター配下のネットワークとの通信はできない。今回は同じセグメントに置くとうまくいかなかったので分けた状態で設定した。ここからサーバーを通じて相互に通信できるようにする。

参考

7月 18th, 2017

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