今までは/etc/sudoersをのコメントをはずしてsudoグループを登録する必要があったが、squeezeでは標準で登録されている。sudoグループに入れるだけでいい。
sudoが入っていない場合インストールする
#aptitude install sudo
sudoグループにユーザーを追加
#adduser <ユーザー名> sudo
adduserでユーザーをグループに入れることができる。
takaaki 2月 16th, 2011
Posted In: ソフトウェア
旧ディスクのデータを取り出すためにRAID+LVMのディスクをマウントしたのでメモ。
構築済みのRAIDを追加するにはこうする。
$sudo mdadm -A <RAIDアレイの名前> <RAIDデバイスの名前> (<RAIDデバイスの名前>)…
/dev/sdc2と/dev/sdd2のRAIDを追加する場合(すでにRAIDアレイmd0,md1が存在する)
$sudo -A /dev/md2 /dev/sdc2 /dev/sdd2
ボリュームグループを認識させる
$sudo vgscan
認識されたボリュームグループが表示される
全てのボリュームグループを有効にする
$sudo vgchange -a y
ボリュームグループを指定しないと全てが対象になる
特定のボリュームグループを有効にする
$sudo vgchange -a y <ボリュームグループ>
ボリュームグループを無効にする
$sudo vgchange -a n <ボリュームグループ>
論理ボリュームのマウント
$sudo mount /dev/<ボリュームグループ>/<論理ボリューム> <マウント位置>
または
$sudo mount /dev/mapper/<ボリュームグループ>-<論理ボリューム> <マウント位置>
普通にマウント
ボリュームグループの名前が同じだと認識できないので、ホスト名と世代番号を付けておくといいと思う。
RAIDを追加してから、ボリュームグループを有効にして、論理ボリュームをマウントすればいい。
$sudo mdadm -A <RAIDアレイの名前> <RAIDデバイスの名前> (<RAIDデバイスの名前>)…
$sudo vgscan
$sudo vgchange -a y <ボリュームグループ>
$sudo mount /dev/<ボリュームグループ>/<論理ボリューム> <マウント位置>
takaaki 2月 16th, 2011
Posted In: ソフトウェア
Debian 6.0(squeeze)のインストール先にWesternDegital WD20EARSを使った。これを2台使って、ソフトウェアRAIDとLVMを構成する。ただし、このディスクには3つ問題がある。
まず、IntelliParkの8秒はやりすぎなので5分程度に設定する。設定にはwdidle3.exeを使う(WDのサポート外なので注意)。
A:\>C:
C:\>wdidle3.exe /s300
次にAFT対策、論理セクタと物理セクタがずれないようにする。MBRパーティションにsqueezeをインストールする場合は最初のパーティションは2048セクタで開始するので対策は不要。2TBのディスクを使うとGPTになり、なぜかずれる。そのため、先にGPartedでパーティションを切っておく。起動用の小さなパーティションと他のパーティションを未フォーマットで切っていく。
起動用パーティションを作る。AlignをMiBにして先頭に最小単位1MiBの未フォーマットパーティションを作り、右クリックメニューの情報で開始セクタが2048セクタになっているのを確認する。ここにGrubがインストールされる。
同様に他のパーティションも切っていく。RAIDを組むので2台に同じように切る。
3つの問題の問題が解決した所でインストールを始める。パーティションは1MB,256MB,残りの3つに切った。HDD以外にドライブを積んでいないのでUSBメモリからインストールする。ここでもUNetbootinを使う。DebianとStable_NetInstall_x64を選択してUSBメモリに書き込む。書き込んだUSBメモリからブートする。インストーラが起動したら、USBメモリを抜きインストール開始(USBメモリがsdaになるのを防ぐ)。
インストールを進めて、ディスクのパーティショニングで手動を選択。あらかじめ切っておいたパーティションを次のようにする。予約済みBIOSブート領域(biosgrub)を作らないとGRUBのインストールに失敗する。(作らなくても警告が出ず、何度やっても失敗するのではまった。ガイドでパーティショニングすると勝手に作られる)
物理パーティションの構成
/dev/sda1(/dev/sdb1) | 1MB | 予約済みBIOSブート領域(biosgrub) |
/dev/sda2(/dev/sdb2) | 256MB | RAIDの物理ボリューム(/dev/md0) |
/dev/sda3(/dev/sdb3) | 2TB | RAIDの物理ボリューム(/dev/md1) |
次にソフトRAIDを設定する。ソフトウェアRAIDの設定から/dev/sda2と/dev/sdb2、/dev/sda3と/dev/sdb3をそれぞれチェックしてRAID1アレイを作成する。小さい方のアレイにext4を指定して、マウントポイントを/bootに指定。大きい方をLVMの物理ボリュームに指定してボリュームグループを作成する。次に、ボリュームグループから必要なだけ論理ボリュームを作成して、完了を選ぶ。切り出した論理ボリュームにそれぞれ利用方法とマウントポイントを指定する。次のような構成にした。後で足りなくなった容量を拡張できるようにボリュームグループを使い切らずに残してある。
パーティションの構成(RAID)
/dev/sda1 | 1MB | biosgrub |
/dev/md0 | 256MB | ext4 |
/dev/md1 | 2TB | LVMの物理ボリューム |
パーティションの構成(LVM)と利用方法
パーティション | 容量 | 利用方法 | マウントポイント |
/dev/sda1 | 1MB | biosgrub | – |
/dev/md0 | 256MB | ext4 | /boot |
論理ボリューム | 20GB | ext4 | / |
論理ボリューム | 200GB | ext4 | /home |
論理ボリューム | 20GB | ext4 | /usr |
論理ボリューム | 1.5TB | ext4 | /usr/local |
論理ボリューム | 20GB | ext4 | /var |
論理ボリューム | 5GB | ext4 | /tmp |
論理ボリューム | 4GB | スワップ領域 | – |
設定し終えたら変更を書き込む。あとは通常通りインストールを進める。ソフトウェアの選択にSSHサーバーが追加されていた。インストール直後からSSHで操作ができて便利。
インストール後は、2つ目のディスクにも起動情報を書き込む。パーティションとして見えるのでbiosgrubパーティションを1つ目のディスクから2つ目のディスクへコピーするだけで済む。
$ sudo dd if=/dev/sda1 of=/dev/sdb1 bs=512
2048+0 records in
2048+0 records out
1048576 bytes (1.0 MB) copied, 0.0783861 s, 13.4 MB/s
$
参考
メモ帳: Ubuntu9.10 で NAS on RAID1(3/6)
takaaki 2月 16th, 2011
Debian 6.0(squeeze)がリリースされたのでクリーンインストールした。アップグレードしたのはローカルで使ってるサーバー(KVMのホスト)と公開用に使ってるサーバー(KVMのゲスト)の2台。覚えているうちに作業記録を残す。
ローカルサーバーは新しいHDDに移行するついでにアップグレード。GPTへのインストールや録画鯖の再構築で手間取った。録画鯖はやった記憶がほとんどなくて困った。
公開サーバーはしばらくそのまましておくつもりが、squeezeから一部パッケージを借りていたため自動アップグレードされてしまった。ダウングレードすると壊れて、完全にアップグレードするとPHPが動かなくなったので、クリーンインストールした(KVMで動いているため、ディスクイメージを戻すだけで元通り)。PHPは設定を変えないと動かなかった。
takaaki 2月 16th, 2011
Posted In: 雑記