CATV対応のチューナーT230Cを4本使用してISDB-Cを受信しているが、一部チャンネルの受信レベル低かったり突然応答しなくなったりしていたので対策を行った。

CATVブースターの導入

まず一部チャンネルの受信レベルが低いことへの対策。信号強度が傾斜しているのが原因なのでイコライザーで補正できるCATVブースターを導入した。T230系以外でも効果がある。Amazonや楽天市場で5000円程度のTCF30S。安価なCATV用イコライザーを導入するだけで良かったかもしれない。導入した結果、少しケーブル動かすだけで受信レベルが下がる状態からどれだけケーブルを動かしても十分な受信レベルが確保できるようになった。

T230C2の不調

T230Cとして購入したT230C2を導入してから次のようなエラーが出て動作しなくなることが多発した。

dvb_usb_v2: usb_bulk_msg() failed=-110

赤外線の処理でエラーが発生しているという情報を見つけたので、とりあえずモジュールのオプションで赤外線を無効化してみた。赤外線は一切使っていないので問題ない。

$ sudo vi /etc/modprobe.d/dvb.conf
options dvb_usb_dvbsky disable_rc=1
options dvb_usb_v2 disable_rc_polling=1
$ sudo reboot

しばらく様子を見てもエラーが発生することがなくなった。
カーネルモジュールを書き換えるのは面倒なので、簡単な対策で安定してよかった。
参考

4月 30th, 2022

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自宅でBSを受信できなくなったので、ISDB-Cで受信できないか検討してみた。J:COMが導入されている。
ISDB-CはDD Max M4で受信できるが、ISDB-C(DVB-C)だけなら安価な選択肢がある。
AliExpressのMYGICA Official StoreT230を購入した。価格は送料無料で2000円強、チューナーが届くまで1~2週間かかった。

ファームウェアのインストール

$ git clone https://github.com/OpenELEC/dvb-firmware.git
$ sudo cp dvb-firmware/firmware/{dvb-demod-si2168-b40-01.fw,dvb-tuner-si2158-a20-01.fw} /lib/firmware/

デバイスの確認

$ lsusb | grep T230
Bus 002 Device 079: ID 0572:c688 Conexant Systems (Rockwell), Inc. Geniatech T230 DVB-T2 TV Stick
$ ls /dev/dvb/
adapter0

挿すだけで認識している。

$ dvb-fe-tool -a0
Device Silicon Labs Si2168 (/dev/dvb/adapter0/frontend0) capabilities:
CAN_2G_MODULATION
CAN_FEC_1_2
CAN_FEC_2_3
CAN_FEC_3_4
CAN_FEC_5_6
CAN_FEC_7_8
CAN_FEC_AUTO
CAN_GUARD_INTERVAL_AUTO
CAN_HIERARCHY_AUTO
CAN_INVERSION_AUTO
CAN_MULTISTREAM
CAN_MUTE_TS
CAN_QAM_16
CAN_QAM_32
CAN_QAM_64
CAN_QAM_128
CAN_QAM_256
CAN_QAM_AUTO
CAN_QPSK
CAN_TRANSMISSION_MODE_AUTO
DVB API Version 5.10, Current v5 delivery system: DVBC/ANNEX_A
Supported delivery systems:
DVBT
DVBT2
[DVBC/ANNEX_A]

ISDBCもDVBC/ANNEX_Cもないので、DVBC/ANNEX_Aを指定。

$ dvb-fe-tool -a0 -d DVBC/ANNEX_A

チューニング

channels.confの作成

$ sudo mkdir -p /usr/local/etc/dvbconf/
$ sudo vi /usr/local/etc/dvbconf/dvbv5_channels_t230_dvbc.conf


チューニング

$ dvbv5-zap -C JP -a 0 -c /usr/local/etc/dvbconf/dvbv5_channels_t230_dvbc.conf <channel>

チャンネルスキャン

$ dvbv5-scan -C JP -a 0 -N /usr/local/etc/dvbconf/dvbv5_channels_t230_dvbc.conf

チャンネルスキャンは文字化けする。BSだけでなく、区域外を含む地上波の放送やデコードできない放送(C-CAS)も含まれている。

Mirakurunの設定

ケーブルテレビのtypeはないので、SKYで設定した。

$ sudo mirakurun config tuners
- name: T230
  types:
    - SKY
  command: dvbv5-zap -C JP -a 0 -c /usr/local/etc/dvbconf/dvbv5_channels_t230_dvbc.conf -r -P 
  dvbDevicePath: /dev/dvb/adapter0/dvr0
  decoder: arib-b25-stream-test

チューニングできたチャンネルやチャンネルスキャンで見つかったチャンネルを登録する。

$ sudo mirakurun config channels

チューニングに時間がかかるチャンネルや見当たらないチャンネルがあるものの、とりあえずは受信できる。

追記:
地上波同様に1/7MHz(142857Hz)大きくなっている周波数のオフセットをなくすと、安定してチューニングできるようになった。
XXX142857 -> XXX000000

参考

12月 3rd, 2019

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今回はカーネルの縛りがない非公式ドライバを使用する。現行で一番サポートが長いUbuntu 18.04 LTSに導入した。PX-W3PE4、PX-Q3U4、PX-Q3PE4でも手順は共通。

ドライバの導入

READMEの通りにやればできる。カーネルのアップデートに追従するためDKMSを使用した。

パッケージのインストール

$ sudo apt install -y git build-essential dkms

ドライバのダウンロード

$ mkdir -p ~/src/
$ cd ~/src/
$ git clone https://github.com/nns779/px4_drv.git

ファームウェアのインストール

$ cd ~/src/px4_drv/fwtool/
$ make
$ wget http://plex-net.co.jp/plex/pxw3u4/pxw3u4_BDA_ver1x64.zip -O pxw3u4_BDA_ver1x64.zip
$ unzip -oj pxw3u4_BDA_ver1x64.zip pxw3u4_BDA_ver1x64/PXW3U4.sys
$ ./fwtool PXW3U4.sys it930x-firmware.bin
$ sudo mkdir -p /lib/firmware
$ sudo cp it930x-firmware.bin /lib/firmware/

ドライバを更新するときは一度削除する

$ sudo dkms remove px4_drv/0.1.0 --all
$ sudo rm -rf /usr/src/px4_drv-0.1.0

ドライバのインストール

$ cd ~/src/px4_drv/
$ sudo cp -av ./ /usr/src/px4_drv-0.1.0
$ sudo dkms add px4_drv/0.1.0
$ sudo dkms install px4_drv/0.1.0
$ sudo modprobe px4_drv
$ ls /dev/px4video*
/dev/px4video0
/dev/px4video1
/dev/px4video2
/dev/px4video3

デコーダの導入

パッケージのインストール

$ sudo apt install -y cmake libpcsclite1 libpcsclite-dev pcscd pcsc-tools

libarib25をインストール

$ cd ~/src/
$ git clone https://github.com/stz2012/libarib25.git
$ cd libarib25/
$ cmake .
$ make
$ sudo make install

カードリーダーの動作確認

$ pcsc_scan | grep B-CAS
        Japanese Chijou Digital B-CAS Card (pay TV)
^C

recpt1を導入

パッケージのインストール

$ sudo apt install -y autoconf automake

recpt1をインストール

$ cd ~/src/
$ git clone https://github.com/stz2012/recpt1.git
$ cd recpt1/recpt1/
$ ./autogen.sh
$ ./configure --enable-b25
$ make
$ sudo make install

録画テスト

実際に録画してみる。0,1が衛星波、2,3が地上波。チューナーが増えた場合も衛星波2、地上波2の順で繰り返される。

$ cd ~
$ recpt1 --device /dev/px4video0 --lnb 15 --b25 --strip BS15_0 10 bs0.m2ts
$ recpt1 --device /dev/px4video1 --lnb 15 --b25 --strip BS01_2 10 bs1.m2ts
$ recpt1 --device /dev/px4video2 --b25 --strip 27 10 gr0.m2ts
$ recpt1 --device /dev/px4video3 --b25 --strip 27 10 gr1.m2ts

Chinachu on Ubuntu 18.04 LTS (2019年1月版)

1月 23rd, 2019

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Chinachuのメモリ周りを調整してみたのでメモ。(検証中)

2019/1/28追記: メモリを4GBから16GBに増設したこともあって、録画が中断されることはなくなった。

バッファを増やす

TSFilterがバッファオーバーフローを起こして録画が中断されることがある。
サーバー設定のhighWaterMarkでバッファを設定できる。推奨されていないので程々に数倍程度。
デフォルトは25165824(24MB)

$ sudo mirakurun config server
#highWaterMark: 25165824 # integer (bytes)
#highWaterMark: 67108864 # 64MB
highWaterMark: 134217728 # 128MB
#highWaterMark: 268435456 # 256MB

ヒープサイズを増やす

使い切って録画を出力できなくなる時もこれで解決する。Mirakurunのアップデートのたびに実行する必要がある。

追記: mirakurun@2.8.0以降は–unsafe-permをつけずにアップデートすれば再設定する必要はない。

メモリの搭載量と相談して程々に。highWaterMarkを増やすときは一緒に増やす。
デフォルトでは256(MB)(追記: mirakurun@2.8.0以降は512)

sudo pm2 start mirakurun-server --node-args --max_old_space_size=1024

12月 31st, 2018

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PX-W3U4のBS再編への対応がバイナリの編集で面倒だなと思っていたら新しいLinux向けドライバが公開された。それぞれで今まで通り導入できるか再検証してみる。
今回公開されたドライバはCentOS 7、Ubuntu 18.04 LTS、Debian 9が対象、すべてx64。最新の安定版ディストリビューションが使えるのは有り難い。
やり方はPX-Q3U4, PX-W3PE4, PX-Q3PE4もおそらく共通。
非公式ドライバ向け記事

EPELリポジトリを追加(CentOS)

CentOSはEPRLのパッケージが必要なので追加する。

$ curl -LO http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-7.noarch.rpm
$ sudo rpm -ivh epel-release-latest-7.noarch.rpm

ドライバのダウンロード(CentOS)

$ mkdir -p ~/src/
$ cd ~/src/
$ sudo yum install -y unzip
$ curl -LO http://plex-net.co.jp/plex/linux/CentOS7-1804_64bit_kernel3.10.0-862.zip
$ unzip CentOS7-1804_64bit_kernel3.10.0-862.zip
$ cd CentOS7-1804_64bit_kernel3.10.0-862/

ドライバのダウンロード(Ubuntu)

$ mkdir -p ~/src/
$ cd ~/src/
$ wget http://plex-net.co.jp/plex/linux/Ubuntu18.04_64bit_kernel4.15.0-23.zip
$ unzip Ubuntu18.04_64bit_kernel4.15.0-23.zip
$ cd Ubuntu18.04_64bit_kernel4.15.0-23/

ドライバのダウンロード(Debian)

$ mkdir -p ~/src/
$ cd ~/src/
$ sudo apt install -y unzip
$ wget http://plex-net.co.jp/plex/linux/Debian9.4_64bit_kernel4.9.0-6.zip
$ unzip Debian9.4_64bit_kernel4.9.0-6.zip
$ cd Debian9.4_64bit_kernel4.9.0-6/

DKMSをインストール(CentOS)

ドライバ周りの操作を自動化するためにDKMSを使用する。これでカーネルのアップデートがあった場合も自動的に適応できる。

$ sudo yum install -y dkms kernel-headers kernel-devel

DKMSをインストール(Ubuntu, Debian)

$ sudo apt install -y dkms

ドライバをインストール

モジュールをコピーするだけの設定を作る。

$ sudo mkdir -p /usr/src/px4-1806/
$ sudo cp -v *.ko /usr/src/px4-1806/
$ sudo vi /usr/src/px4-1806/dkms.conf

$ sudo dkms install -m px4 -v 1806

udevのルールを作成

アップデートに備えてモジュールを強制ロードできるようにする(効果は未検証)。チューナーの接続時にmodprobeを–forceオプションを付きで実行させる。デバイスファイルのパーミッションも設定する。

$ sudo vi /etc/udev/rules.d/99-px4.rules
ACTION=="add", SUBSYSTEM=="usb", ATTR{idVendor}=="0511", ATTR{product}=="*[QW]3*4", RUN+="/sbin/modprobe -f usb-px4"
KERNEL=="px4-DTV*", GROUP="video", MODE="0666"
$ sudo reboot
$ ls /dev/px4-DTV*
/dev/px4-DTV0  /dev/px4-DTV1  /dev/px4-DTV2  /dev/px4-DTV3

libarib25を導入(CentOS)

内蔵のカードリーダーは使えないので別途用意する。CentOSは/usr/local/libへのパスを通す。

$ cd ~/src/
$ sudo yum install -y git cmake gcc-c++ pcsc-lite pcsc-lite-devel pcsc-tools
$ git clone https://github.com/stz2012/libarib25.git
$ cd libarib25/
$ cmake .
$ make
$ sudo make install
$ sudo sh -c "echo /usr/local/lib >> /etc/ld.so.conf.d/libc.conf"
$ sudo ldconfig

libarib25を導入(Ubuntu, Debian)

$ cd ~/src/
$ sudo apt install -y git build-essential cmake libpcsclite1 libpcsclite-dev pcscd pcsc-tools
$ git clone https://github.com/stz2012/libarib25.git
$ cd libarib25/
$ cmake .
$ make
$ sudo make install

カードリーダーの動作確認

$ pcsc_scan | grep B-CAS
        Japanese Chijou Digital B-CAS Card (pay TV)
^C

ここで何も出ない時は再起動するとうまくいく場合がある。

CentOS 6のドライバをダウンロード(CentOS)

CentOS 6のドライバに付属しているrecpt1を使う。

$ cd ~/src/
$ curl -LO http://plex-net.co.jp/download/linux/Linux_Driver.zip
$ unzip Linux_Driver.zip

CentOS 6のドライバをダウンロード(Ubuntu,Debian)

CentOS 6のドライバに付属しているrecpt1を使う。

$ cd ~/src/
$ wget http://plex-net.co.jp/download/linux/Linux_Driver.zip
$ unzip Linux_Driver.zip

recpt1を導入

B25を有効にするためリビルド。通常のrecpt1と区別するためリネームした。今回もchecksignalは動作しない。
–helpで表示されるチャンネルを修正するにはrecpt1core.cの286行目以降を書き換える。

$ cd ~/src/Linux_Driver/MyRecpt1/MyRecpt1/recpt1/
$ make clean
$ vi recpt1core.c

$ sh configure --enable-b25
$ make
$ sudo install -m 755 recpt1 /usr/local/bin/recpx4
$ sudo install -m 755 recpt1ctl /usr/local/bin/recpx4ctl

録画テスト

実際に録画してみる。0,1が衛星波、2,3が地上波。チューナーが増えた場合も衛星波2、地上波2の順で繰り返される。

$ cd ~
$ recpx4 --device /dev/px4-DTV0 --lnb 15 --b25 --strip BS15_0 10 bs0.m2ts
$ recpx4 --device /dev/px4-DTV1 --lnb 15 --b25 --strip BS01_2 10 bs1.m2ts
$ recpx4 --device /dev/px4-DTV2 --b25 --strip 27 10 gr0.m2ts
$ recpx4 --device /dev/px4-DTV3 --b25 --strip 27 10 gr1.m2ts

6月 29th, 2018

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One Comment

CentOS 7、Ubuntu 16.04 LTS、Debian 8でPX-W3U4の設定をしたみたのでまとめる。
PX-Q3U4, PX-W3PE4, PX-Q3PE4でも同じ手順でセットアップできる。
追記: 4月、5月のBS周波数再編の影響で一部チャンネルが受信できなくなっている。(最新版ドライバで修正済み)
最新版ドライバ向け記事

EPELリポジトリを追加(CentOS)

CentOSはEPRLのパッケージが必要なので追加する。

$ curl -LO http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-7.noarch.rpm
$ sudo rpm -ivh epel-release-latest-7.noarch.rpm

カーネルをアップデート(Ubuntu+Linux4.13.0-19)

配布されているモジュールに合わせたカーネルをインストールする。カーネルのアップデートはできない。

$ sudo apt-get install linux-image-4.13.0-19-generic linux-headers-4.13.0-19-generic
$ sudo reboot
$ uname -r
4.13.0-19-generic

カーネルをアップデート(Ubuntu+HWEカーネル)

モジュール書き換えることでHWEカーネルでも使用できる。
少し手間はかかるが、Ubuntu 18.04がリリースされるまでは対応したカーネルのアップデートがある。

$ sudo apt-get install linux-generic-hwe-16.04
$ sudo reboot
$ uname -r
4.13.0-26-generic

ドライバのダウンロード(CentOS)

$ mkdir -p ~/src/
$ cd ~/src/
$ sudo yum install -y unzip
$ curl -LO http://plex-net.co.jp/plex/linux/CentOS7-1708_64bit_kernel3.10.0-693.zip
$ unzip CentOS7-1708_64bit_kernel3.10.0-693.zip
$ cd CentOS7-1708_64bit_kernel3.10.0-693/

ドライバのダウンロード(Ubuntu)

$ mkdir -p ~/src/
$ cd ~/src/
$ wget http://plex-net.co.jp/plex/linux/Ubuntu17.10_64bit_Kernel4.13.0-19.zip
$ unzip Ubuntu17.10_64bit_Kernel4.13.0-19.zip
$ cd Ubuntu17.10_64bit_Kernel4.13.0-19/

ドライバのダウンロード(Debian)

$ mkdir -p ~/src/
$ cd ~/src/
$ wget http://plex-net.co.jp/plex/linux/Debian8.0.0_64bit_kernel3.16.0-4.zip
$ unzip Debian8.0.0_64bit_kernel3.16.0-4.zip
$ cd Debian8.0.0_64bit_kernel3.16.0-4/

DKMSをインストール(CentOS)

ドライバ周りの操作を自動化するためにDKMSを使用する。これでカーネルのアップデートがあった場合も自動的に適応できる。

$ sudo yum install -y dkms kernel-headers kernel-devel

DKMSをインストール(Ubuntu, Debian)

$ sudo apt-get install -y dkms

ドライバをインストール(CentOS, Ubuntu+Linux4.13.0-19, Debian)

モジュールをコピーするだけの設定を作る。Ubuntu+HWEカーネル以外は同じ。

$ sudo mkdir -p /usr/src/px4-1712/
$ sudo cp -v *.ko /usr/src/px4-1712/
$ sudo vi /usr/src/px4-1712/dkms.conf

$ sudo dkms install -m px4 -v 1712

ドライバをインストール(Ubuntu+HWEカーネル)

UbuntuとHWEカーネルを使う場合はモジュールのvermagicを書き換える必要がある。

$ sudo mkdir -p /usr/src/px4-1712/src/
$ sudo cp -v *.ko /usr/src/px4-1712/src/
$ sudo vi /usr/src/px4-1712/dkms.conf

$ sudo dkms install -m px4 -v 1712

udevのルールを作成(CentOS, Debian)

アップデートに備えてモジュールを強制ロードできるようにする。チューナーの接続時にmodprobeを–forceオプションを付きで実行させる。デバイスファイルのパーミッションも設定する。

$ sudo vi /etc/udev/rules.d/99-px4.rules
ACTION=="add", SUBSYSTEM=="usb", ATTR{idVendor}=="0511", ATTR{product}=="*[QW]3*4", RUN+="/sbin/modprobe -f usb-px4"
KERNEL=="px4-DTV*", GROUP="video", MODE="0666"
$ sudo reboot
$ ls /dev/px4-DTV*
/dev/px4-DTV0  /dev/px4-DTV1  /dev/px4-DTV2  /dev/px4-DTV3

udevのルールを作成(Ubuntu)

Ubuntuの場合は強制ロードは必要ないので、パーミッションだけ設定する。

$ sudo vi /etc/udev/rules.d/99-px4.rules
KERNEL=="px4-DTV*", GROUP="video", MODE="0666"
$ sudo reboot
$ ls /dev/px4-DTV*
/dev/px4-DTV0  /dev/px4-DTV1  /dev/px4-DTV2  /dev/px4-DTV3

libarib25を導入(CentOS)

内蔵のカードリーダーは使えないので別途用意する。CentOSは/usr/local/libへのパスを通す。

$ cd ~/src/
$ sudo yum install -y git cmake gcc-c++ pcsc-lite pcsc-lite-devel pcsc-tools
$ git clone https://github.com/stz2012/libarib25.git
$ cd libarib25/
$ cmake .
$ make
$ sudo make install
$ sudo sh -c "echo /usr/local/lib >> /etc/ld.so.conf.d/libc.conf"
$ sudo ldconfig

libarib25を導入(Ubuntu, Debian)

$ cd ~/src/
$ sudo apt-get install -y git build-essential cmake libpcsclite1 libpcsclite-dev pcscd pcsc-tools
$ git clone https://github.com/stz2012/libarib25.git
$ cd libarib25/
$ cmake .
$ make
$ sudo make install

カードリーダーの動作確認

$ pcsc_scan | grep B-CAS
        Japanese Chijou Digital B-CAS Card (pay TV)
^C

recpt1を導入

CentOS 6のドライバに付属しているrecpt1を使う。B25を有効にするためリビルド。通常のrecpt1と区別するためリネームした。checksignalはうまく動作しない。

$ cd ~/src/
$ curl -LO http://plex-net.co.jp/download/linux/Linux_Driver.zip
$ unzip Linux_Driver.zip
$ cd Linux_Driver/MyRecpt1/MyRecpt1/recpt1/
$ sh configure --enable-b25
$ make
$ sudo install -m 755 recpt1 /usr/local/bin/recpx4
$ sudo install -m 755 recpt1ctl /usr/local/bin/recpx4ctl

録画テスト

実際に録画してみる。0,1が衛星波、2,3が地上波。チューナーが増えた場合も衛星波2、地上波2の順で繰り返される。

$ cd ~
$ recpx4 --device /dev/px4-DTV0 --lnb 15 --b25 --strip BS15_0 10 bs0.m2ts
$ recpx4 --device /dev/px4-DTV1 --lnb 15 --b25 --strip BS15_0 10 bs1.m2ts
$ recpx4 --device /dev/px4-DTV2 --b25 --strip 27 10 gr0.m2ts
$ recpx4 --device /dev/px4-DTV3 --b25 --strip 27 10 gr1.m2ts

1月 29th, 2018

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PX-S1UDをLinuxで使えるようにしたのでChinachuと組み合わせてみた。録画にはrecdvbを使う。

現在はこちらのドライバが安定している。

暗号化の解除

録画時にB25デコードをかける場合はlibarib25やFUSE_b25をインストールしておく。

recdvbのセットアップ

PT3などと同じように録画するには録画コマンドrecdvb(recpt1の改造版)をこちらからダウンロードしておく。手順はrecpt1と変わらない。

必要なパッケージのインストール

$ sudo aptitude install automake

ビルドとインストール

$ cd /usr/local/src/
$ wget http://www13.plala.or.jp/sat/recdvb/recdvb-1.2.0.tgz
$ tar xvzf recdvb-1.2.0.tgz
$ cd recdvb-1.2.0
$ ./autogen.sh
$ ./configure --enable-b25 #libarib25でデコードする場合
$ make
$ sudo make install

recpt1などが入っている場合checksignalが上書きされるので注意。recdvbはPT2、PT3のDVBドライバでも使えるが、衛星放送には対応していない。checksignalも形式が違うのであまり当てにならない。

録画テスト

$ recdvb --dev 0 --b25 --strip チャンネル番号 録画秒数 録画ファイル名

/dev/dvb/adapter0の場合–devに0を指定。

Chinachuのインストール

Chinachuwikiに従えば問題なくインストールできる。DVBデバイスの場合、実行ユーザーをvideoグループに所属させる必要があるので注意が必要。

必要なパッケージのインストール(wikiの記述通り)

$ sudo apt-get install build-essential curl git-core libssl-dev yasm libtool autoconf

実行ユーザー作成

$ sudo adduser chinachu
$ sudo adduser chinachu video #デバイスの操作はvideoグループにしかできないので、グループに追加
$ sudo adduser chinachu sudo #インストール・アップデートのためにsudoグループに追加

ユーザーをchinachuに切り替え

$ sudo -i -u chinachu

ソースの取得

$ git clone git://github.com/kanreisa/Chinachu.git chinachu

インストール

$ cd chinachu
$ ./chinachu installer
Chinachu Installer Menu:
[!] These are installed under all /home/chinachu/chinachu/...
[!] Recommend the Auto installation.
1) Auto (full)            5) Node.js Modules       9) libfdk-aac
2) Auto (fast)            6) epgdump              10) libogg
3) submodule              7) libx264              11) libvorbis
4) Node.js Environment    8) libvpx               12) libav
what do you install? > 1
selected: Auto (full)

サービスの登録

$ ./chinachu service operator initscript > /tmp/chinachu-operator
$ ./chinachu service wui initscript > /tmp/chinachu-wui
$ sudo chown root:root /tmp/chinachu-operator /tmp/chinachu-wui
$ sudo chmod +x /tmp/chinachu-operator /tmp/chinachu-wui
$ sudo mv /tmp/chinachu-operator /tmp/chinachu-wui /etc/init.d/
$ sudo insserv chinachu-operator
$ sudo insserv chinachu-wui

設定ファイルの作成

$ cp config.sample.json config.json #サンプルのコピー
$ sudo vi config.json

録画ファイルの保存先を設定

  "recordedDir" : "./recorded/",

ユーザーの設定

  "wuiUsers": [
    "ユーザー名:パスワード"
  ],

外部から見られないのであれば、設定そのものを削除してもいい。

ファイル名のフォーマット

"recordedFormat": "[<date:yymmdd-HHMM>][<type><channel>][<tuner>]<title>.m2ts",

フォーマットに使えるタグは/node_modules/chinachu-common/lib/chinachu-common.jsのexports.formatRecordedNameを見るとわかる。下に一覧を用意した。

チューナーの設定

  "tuners": [
    {
      "name"        : "PX-S1UD",
      "isScrambling": false,
      "types"       : [ "GR" ],
      "command"     : "recdvb --dev 0 --b25 --strip --sid <sid> <channel> - -"
    }
  ],

/dev/dvb/adapter0の場合–devに0を指定する。

チャンネル設定

  "channels": [
    { "type": "GR", "channel": "16" },
    { "type": "GR", "channel": "21" },
    { "type": "GR", "channel": "22" },
    { "type": "GR", "channel": "23" },
    { "type": "GR", "channel": "24" },
    { "type": "GR", "channel": "25" },
    { "type": "GR", "channel": "26" },
    { "type": "GR", "channel": "27" }
  ]

地域に合わせて設定する

サービスの起動

$ sudo service chinachu-operator start
$ sudo service chinachu-wui start

しばらく待つと番組表が作成される。

WUIに接続

ブラウザに"http://IPアドレス:10772/"と入力するとChinachuのWUIに接続できる。ここから予約や録画ファイルの視聴・管理が行える。ストリーミング再生を無変換以外で使うにはそれなりのスペックが必要。番組表からできるライブ視聴はエンコードが必要で信頼性がまだ低いので、予約録画して再生した方がいい。

エイリアス

他のユーザーでchinachuコマンドをそのまま使うのはまずそうなので、普段使っているユーザーで使えるようにエイリアスを追加。(次回ログインから有効)

$ echo "alias chinachu='sudo -u chinachu /home/chinachu/chinachu/chinachu'" >> ~/.bash_aliases

CLIコマンド

自動予約ルール確認

$ chinachu rules

予約済み番組の確認

$ chinachu reserves

録画中番組の確認

$ chinachu recording

録画済み番組の確認

$ chinachu reserves recorded 

Chinachuのアップデート

$ chinachu updater

番組表手動更新

$ chinachu update

番組表の作り直し

$ chinachu update -f

ロックファイルの削除

$ chinachu unlock

ファイル名のフォーマット

<date:日付フォーマット>
日時。dateformatが使われる。
<id>
番組ID
<type>
放送波の種類
<channel>
チャンネル番号
<channel-id>
チャンネルID
<channel-sid>
SID
<channel-name>
チャンネル名
<tuner>
チューナー名
<title>
タイトル
<fulltitle>
EPGで受信したタイトル
<subtitle>
サブタイトル
<episode>
話数
<category>
ジャンル

3月 23rd, 2014

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PT1/PT2のDVBとMythTV @WikiでMythTV 0.26のISDB対応パッチ(仮)が公開されていたので試してみた。

必要なパッチを作り直して、パッケージのビルドからインストールまでを行なった。結果はパッケージの依存関係の問題で失敗。実際に行なった手順と作成したパッチを公開。

2013/1/6 1:27追記:BS対応パッチの圧縮に失敗していたので再アップロード。
2013/1/10追記:カテゴリ日本語化パッチに文字化けの報告があるので修正。

Debian squeezeに導入(失敗)

  1. ここに置いてあるisdb-mythtv_0.26.0-20130101.patchをダウンロード
  2. パッケージのソースをダウンロード
    $ apt-get source mythtv
    パッケージリストを読み込んでいます... 完了
    依存関係ツリーを作成しています
    状態情報を読み取っています... 完了
    47.4 MB のソースアーカイブを取得する必要があります。
    取得:1 http://www.deb-multimedia.org/ sid/main mythtv-dmo 0.26.0+fixes20130104-dmo1 (dsc) [3,439 B]
    取得:2 http://www.deb-multimedia.org/ sid/main mythtv-dmo 0.26.0+fixes20130104-dmo1 (tar) [47.3 MB]
    取得:3 http://www.deb-multimedia.org/ sid/main mythtv-dmo 0.26.0+fixes20130104-dmo1 (diff) [72.3 kB]
    47.4 MB を 33秒 で取得しました (1,426 kB/s)
    dpkg-source: info: extracting mythtv-dmo in mythtv-dmo-0.26.0+fixes20130104
    dpkg-source: info: unpacking mythtv-dmo_0.26.0+fixes20130104.orig.tar.gz
    dpkg-source: info: applying mythtv-dmo_0.26.0+fixes20130104-dmo1.diff.gz
    dpkg-source: info: upstream files that have been modified:
     mythtv-dmo-0.26.0+fixes20130104/external/zeromq/configure
  3. パッチを当てる(ISDB以外のパッチは後述)
    $ cd mythtv-dmo-0.26.0+fixes20130104/
    $ patch -p1 < ../isdb-mythtv_0.26.0-20130101.patch
    patching file libs/libmythtv/channelscan/channelscan_sm.cpp
    patching file libs/libmythtv/channelscan/frequencytablesetting.cpp
    patching file libs/libmythtv/eithelper.cpp
    patching file libs/libmythtv/frequencytables.cpp
    patching file libs/libmythtv/libmythtv.pro
    patching file libs/libmythtv/mpeg/dishdescriptors.cpp
    patching file libs/libmythtv/mpeg/dishdescriptors.h
    patching file libs/libmythtv/mpeg/dvbdescriptors.cpp
    patching file libs/libmythtv/mpeg/dvbdescriptors.h
    patching file libs/libmythtv/mpeg/dvbstreamdata.cpp
    patching file libs/libmythtv/mpeg/dvbstreamdata.h
    patching file libs/libmythtv/mpeg/dvbtables.cpp
    patching file libs/libmythtv/mpeg/dvbtables.h
    patching file libs/libmythtv/mpeg/isdb_decode_text.c
    patching file libs/libmythtv/mpeg/isdb_decode_text.h
    patching file libs/libmythtv/mpeg/mpegdescriptors.cpp
    patching file libs/libmythtv/mpeg/mpegdescriptors.h
    patching file libs/libmythtv/mpeg/scanstreamdata.cpp
    patching file libs/libmythtv/mpeg/scanstreamdata.h
    patching file libs/libmythtv/mpeg/sctedescriptors.h
    patching file libs/libmythtv/tv_rec.cpp
    patching file libs/libmythtv/tv_rec.h
    $ patch -p1 < ../mythtv_0.26.0-bs-lnb.patch
    patching file libs/libmythtv/dtvmultiplex.cpp
    patching file libs/libmythtv/dtvmultiplex.h
    patching file libs/libmythtv/dvbchannel.cpp
    $ patch -p0 < ../mythtv_0.26.0-japanese-cat.patch
    patching file libs/libmythtv/mpeg/dvbdescriptors.cpp
    $ patch -p0 < ../mythtv_0.26.0-subtitle.patch
    patching file libs/libmythtv/eithelper.cpp
    $ patch -p0 < ../mythtv_0.26.0-tuning.patch
    patching file libs/libmythtv/dvbstreamhandler.cpp
  4. 足りないパッケージをインストール
  5. $ sudo aptitude install -t squeeze-backports debhelper #バージョンが古くてビルドできないのでアップグレード
    $ sudo aptitude install uuid-dev libvpx-dev 
  6. パッケージのビルド
    $ dch -i #バージョンなどを修正
    $ debuild -us -uc -d
  7. パッケージのインストール
    $ sudo dpkg -i ../*.deb
    $ sudo aptitude -f install

ビルドまでうまくできたが、パッケージの依存関係が崩れてしまったので失敗。wheezyがリリースされたらまた試そうと思う。

MythTV 0.26.0に向けて作成したパッチ

ビルドはできたが、インストールがうまくいかなかったので、全て未検証。

各パッチは以前の記事に準ずる。

カテゴリ日本語化パッチ

mythtv_0.26.0-japanese-cat.patch

カテゴリ日本語化パッチ(修正版)

mythtv_0.26.0-japanese-cat.patch

Qtのバージョンが変わって、実際に動くか不明。

サブタイトルの切り直しパッチ

mythtv_0.26.0-subtitle.patch

パッチがそのまま当たったので簡単に修正。

BS対応パッチ

mythtv_0.26.0-bs.zip

前回作成したパッチを元に作成。

録画バグ修正パッチ

mythtv_0.26.0-tuning.patch

修正されている可能性もあるが、念のため作成。

1月 5th, 2013

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4 Comments

アンテナを110度CS対応にしたので、試用期間の残っているB-CASカードを使って検証してみた。MythTVにはBS対応パッチを当ててある。

アンテナとケーブル

アンテナを変える前はBSのほとんどのチャンネルが受信できたが、周波数の高いDlifeなどは受信できなかった。しかし、新しいアンテナに交換してもDlifeとCSの受信状態が悪く、CSの信号レベルが低かった。別の部屋のテレビは正常に受信できていたので、古いケーブルを交換してみると改善した。

受信確認

チャンネル登録スクリプトでチャンネルを登録して、視聴してみる。BSはすべてのチャンネルが正常に視聴することができた。しかし、チャンネルがCSに変わると極端に精度が落ちた。ほとんどが受信状態が悪いチャンネルで全く見れないチャンネルも多かった。正常に視聴できるチャンネルは一握り。

見れないチャンネルから特徴を探ってみるが、特定の周波数でもない。チューニング情報にも誤りはない。mythtvには原因がわかるログが見つからなかったが、syslogには大量のエラーが表示されていた。

failed to poll. errno:0.
poll received an error on the fd for pid:0x0701

MythTVに原因がないか切り分けるためにtuneコマンドとcatで録画する。確認したところ、MythTVでの視聴と大差ない。TvtPlayで確認していて、そこでサービスがいくつもあるのに気がついた。BSはTSIDでチャンネルを分けているのに対して、CSはserviceidでチャンネルを分けている(一つのチャンネルにサービスがいくつもある)。

FUSE_b25でCSは見れない?

CS放送は一つの周波数にいくつもサービスが載っていてその数も多い。FUSE_b25はそのすべてをデコードしようとするので、処理し切れない可能性が出てくる。だとすると、FUSE_b25ではCSを見れないことになる。見れないのは自分の環境だけかもしれないが、見れないという情報がいくつかある。

FUSE_b25の仕組みからしてどうにもならない。MythTV+DVBでのCS録画はMythTVにb25デコード機能を付けない限り難しいだろう。無料放送だけを見るので個人的な影響は小さいだろうが。

7月 18th, 2012

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MythTVでBSのチューニングをできるようにするパッチを更新したので、使い方もまとめる。

ダウンロード

mythtv-bs.zip

ファイルの内容は次の通り

  • mythtv-bs-lnb.patch BS対応パッチ(LNB電源ON)
  • mythtv-bs-nolnb.patch BS対応パッチ(LNB電源OFF)
  • channel_add.sh チャンネル登録スクリプト
  • example.txt 使用例

以前のものからの変更点

  • 安定化させる対策を行なっても0Byteで録画されない不具合の対応
  • コード整理
  • LNBON/OFFでパッチを分離
  • channel_add.shにuseonairguideとcallsign/nameの設定機能を追加
  • channel_add.shを4桁以上のチャンネル番号に対応させた

不具合について

0Byteの時にログを確認すると次のようなメッセージがあり、全く別のチャンネルのtsidとPATが出力されていた。

Program #211 not found in PAT!

チューニングが失敗しているか間に合っていないようなので、s2scanに習ってチューニング前にウェイトを挿入するようにした。

パッチの当て方

mythtvのソースに次のように当てる

$ cd mythtv-0.24.1
$ patch -p1 < ../mythtv-bs-lnb.patch
patching file libs/libmythtv/dtvmultiplex.h
patching file libs/libmythtv/dtvmultiplex.cpp
patching file libs/libmythtv/dvbchannel.cpp

通常はmythtv-bs-lnb.patchで問題ないがCATVやブースターなどを使っている場合はmythtv-bs-nolnb.patchを当てる。

対応しているMythTVのバージョンは0.24系

チャンネル登録の方法

MythTVのチャンネルスキャンには対応しないのでスクリプトを使ってデータベースに直接入力する。

channel_add.shの最初の変数を環境に合わせて書き換える。

#!/bin/sh
DBUSER="mythtv"
DBPASSWORD="password"
DATABASE="mythconverg"
$ channel_add.sh
Usage:
 channel_add.sh frequency netid tsid pid source chan_num { airguide { chan_name } }

sourceidは衛星側のビデオソースのもの、chan_numは好みのチャンネル番号を指定する。frequencyはs2scanの結果から、それ以外はTVTestに付いてくるPreset_BS.ch2、Preset_CS.ch2をCSVとして開いて見るとわかりやすい。Preset_BS.ch2(Preset_CS.ch2)のネットワークIDがnetid、TSIDがtsid、サービス IDがpidにあたる。netidはBSが4、CS1ネットワークが6、CS2ネットワークが7となる。sourceidは衛星側のビデオソースのもの、chan_numは好みのチャンネル番号を指定する。airguideに1を指定すると番組表のスキャンが有効になる(0で無効)。chan_nameにはチャンネル名が指定できる。

ただし、CSに関しては受信できるか怪しい。

(さらに…)

7月 18th, 2012

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